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Chapter 7

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

1700年代に「王のワイン」と呼ばれたシャトー・ラフィットの 名声は、それ以降も高まり続けています。

このチャプターの著者

ジェフリー・S・キングストン

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ジェフリー・S・キングストン
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
Issue 23 Chapter 7

そんな愛好家たちの一流ワインリストに必ず名を連ねているのが、シャトー・ラフィット・ロートシルトです。

世界最高峰のワインの名前やアペラシオン(産地)を次々に挙げることができることが、ワイン愛好家たちの誇りです。ボルドー地方のファースト・グロース、右岸の銘ワインの数々、ブルゴーニュ地方のグランクリュの至宝、フラッグシップドメーヌ、ローヌ地方の「ラララ三兄弟」、カリフォルニアのブティックワイナリーで作られた希少な名品、イタリアの「スーパータスカン」、オーストラリア産シラーズ。そんな愛好家たちの一流ワインリストに必ず名を連ねているのが、シャトー・ラフィット・ロートシルトです。そして、それ以上に大きな功績は、一般の人々への知名度も高いということでしょう。ブルゴーニュの偉大なアペラシオンやカリフォルニアのワイナリー、ラララ三兄弟、スーパータスカンといった名前を耳にするようになるずっと前から、シャトー・ラフィットは高級ワインの頂点として広く知られていました。

なぜラフィットはそれほど抜きん出た存在となっているのでしょう。飲んだことがない人にも敬愛の念を込めて語られるほどの圧倒的な知名度を、どのように獲得したのでしょうか。その答えはいたってシンプル。何百年にもわたり、妥協することなく卓越性を追求してきたからです。シャトー・ラフィットでは古くからブドウ栽培が行われ、その記録は1234年にまでさかのぼります。「ラフィット」という名前は、その当時使われていたフランスの古語「fite(小高い丘の意)」に由来しています。とはいえ、シャトー・ラフィットが真の名声を得るのは、17世紀にセギュール家がこのブドウ畑を購入してからのこと。1680年、すでにシャトーが建ち、何本かのブドウの木が植えられていた敷地を購入したジャック・ド・セギュールは、ブドウ畑を大幅に拡張。ラフィットは、成功への階段をのぼり始めます。1700年代にはセギュール侯爵ニコラ・アレキサンドルが製造方法の改良を実施。ラフィットのワインは「王のワイン」と呼ばれるようになり、侯爵自身も見事(「王」よりは下位の位置付けとなりますが)「ワイン王子」の名を獲得するに至りました。そうした称号の獲得に大きな役割を果たしたのが、フランス元帥リシュリュー公爵の影響力と絶大な擁護でした。リシュリュー公爵はルイ15世に「私は命の泉を見つけました。シャトー・ラフィットのワインは、オリンポスの神々の美酒に匹敵する、美味で芳醇な強壮薬です」と語ったと伝えられています。これをきっかけにラフィットは国王に認められ、ヴェルサイユ宮殿内で広く支持されるようになり、ポンパドゥール夫人やデュ・バリー夫人といった社交界の華たちに愛されるワインとなりました。ポンパドゥール夫人は自らの晩餐会でこのワインを振る舞い、デュ・バリー夫人はラフィットしか飲まなかったと言われています。そんな輝かしい栄光を手にしたこのワインは、ヴェルサイユ宮殿を飛び出して大西洋を横断。アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンもラフィットに魅了されたひとりで、大統領は直々にシャトーを訪れ、顧客となりました。

王のワイン、ワイン王子という呼称は、当初はその類まれな価値を伝えるものでしたが、フランス革命による恐ろしい「反王室主義」の波がボルドーに及ぶと、その称号が仇となり、1794年、ギロチンの刃によってセギュールの時代は突如幕を閉じることとなり、敷地は公有化という憂き目に遭いました。

幸い、ラフィットはオランダの合弁企業に売却され、公有地となっていた時期はすぐに終わりました。その後、半世紀の間にラフィットは、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・オー・ブリオンと共に、1855年のボルドー・メドック格付けでファースト・グロース(第1級)に選ばれ、ワイン界で最も重要かつ不朽の栄誉を手にする存在へと進化したのです。しかもこの一流のステータスを得ただけでなく、ある大手ネゴシアン(ワイン商)によって「メドック地区で最も素晴らしい」と評され、ラフィットは第1級格付けのトップに君臨することとなります。この格付けに変更があったのは、170年間でたった一度だけということからも、その価値がおわかりいただけるでしょう。そのたった一度の変更で第1級に昇格になったシャトー・ムートンを加え、第1級に選ばれた5つのシャトーは現在「ボルドー五大シャトー」と呼ばれています。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

ロートシルト家がエステートを購入してから現在に至るまでの道のりも、決して平坦なものではありませんでした。

オランダ商人が所有した後、1868年にヤーコプ(改名後の「ジェームズ」という名前で呼ばれることが多い)・マイアー・ド・ロートシルト男爵(英語読みではロスチャイルド)がラフィットを購入。ジェームズはマイアー・アムシェル・ロートシルト家の5兄弟のひとりで、5人は家業である銀行業を拡大・強化するためにヨーロッパ各地に送り込まれ、ジェームズはパリに、兄たちはロンドン、ウィーン、ナポリに支店を開設しました。この5人を偲んで、ラフィットのセラーには現在も、王冠の中で交差する「兄弟を象徴する5本の矢」が描かれた紋章が掲げられています。

ジェームズ・ロートシルトがエステートを購入してから現在に至るまでの道のりも、決して平坦なものではありませんでした。最も大きな試練は言うまでもなく、第二次世界大戦です。フランスの他のワイン産地と比べると、ボルドーの被害はまだマシなほうでした。例えば、ブルゴーニュやシャンパーニュのワインセラーでは古いヴィンテージのワインが大量に略奪されたのに対し、ボルドーでは、ワイン商としてこの地域のシャトーや商人たちと幅広く取引をしていたヴァインフューラー(ワイン管理者)、ハインツ・ベーマーズがボルドーのセラーの略奪を阻止しました。しかし占領が始まる前にロートシルト家は逃げ出し、ナチスがシャトーを接収・占拠。一族は終戦まで身を隠していました。

その後、シャトー・ラフィットの経営はロートシルト家の次の二世代に引き継がれ、現在はエリック・ド・ロートシルト男爵から娘のサスキアへと委譲されています。エリックはいまも健在ですが、正式な経営トップはサスキアであり、自分はもう経営には口を出していないと、誇らしげに語ります。私たちの訪問中、男爵はその継承を説明するために、一族が所有する素晴らしいソーテルヌ(極甘口の貴腐ワイン)、2019年のシャトー・リューセックのボトルを披露してくれました。サスキアは、アペリティフとしてのソーテルヌを広める運動の先駆者です。ソーテルヌはシャンパンとは異なり、数日間かけて楽しめるものであることを強調しながら、男爵はサスキアが開発した、一度開けたボトルの再栓を容易にする画期的なコルクシステムを見せてくれました。サスキアがこの新しいシステムを提案してきたとき、自分がどんな反応をしたのかを彼は目を輝かせながら語ります。彼の最初の一言は「絶対にだめだ」だったそうです。しかし、リーダーとなったサスキアは反対を押し切って開発を進めました。今となっては娘のそんな行動力を尊敬していると言います。

セラーの壁には今も、マイアー・アムシェル・ロートシルト家の5兄弟を偲ぶプレートが掲げられている。5本の矢は5人の息子たちを表している。

セラーの壁には今も、マイアー・アムシェル・ロートシルト家の5兄弟を偲ぶプレートが掲げられている。5本の矢は5人の息子たちを表している。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

こうした何世紀にもわたって変わることのない「地の利」は、新たなアイデアの妨げになることはありません。

リューセックの栓システムを再発明するというサスキアの行動は、シャトー・ラフィットに受け継がれている精神を雄弁に物語っています。13世紀から19世紀のロートシルト家による買収まで、革新と変革を重ねてきたラフィット。再検討と改善の伝統を、今ここで途切れさせる必要があるでしょうか。もちろん、それができるのは、基盤となるドメーヌ本来の強みがあるからです。ラフィットのブドウ畑は非常に恵まれた場所に位置しています。畑の緩やかな傾斜は、浸食により遠く離れたピレネー山脈からきた土壌であるとする専門家もいます。ブドウの木にとって理想的な5つの層で構成されており、表面には大きな砂利の層、その下には小さな砂利、石灰岩、川岸の土(水分を保持する層で、干ばつの年には特に重要)、さらにその下の15~20mの深さに砂の層があります。この5つの層により、ブドウの木は栄養を求めて根を深く伸ばします。ワイン愛好家ならご存じかと思いますが、苛酷な環境によって凝縮感が高まり、より優れたワインが生まれるのです。このドメーヌには他にもワイン作りに有利な条件が揃っています。ブドウ畑は森林に囲まれており、昆虫の生物多様性が守られるだけでなく、気温も緩和されます。またもうひとつ、ラフィットの愛好家にもあまり知られていない、ある特殊な区画があります。その区画は、ポイヤック村のアペラシオンの北端に位置し、サンテステフ村に隣接しています。実は、畑のごく一部は境界線を越えているのですが、ポイヤックに分類することが認められています。

こうした何世紀にもわたって変わることのない「地の利」は、新たなアイデアの妨げになることはありません。2013年から、ラフィットはビオディナミ農法を試みています。このドメーヌのワインはすべて有機栽培で、オーガニックワインとしての認定を受けるための申請も行っていますが、ビオディナミの規定はさらに一歩踏み込んだものとなります。従来の肥料はたとえ有機肥料であっても使わず、その代わりに、牛の角に詰めて何週間も埋めておいた堆肥とハーブで作った「ハーブティー」が使われます。ブドウの木の間の雑草は自然に生やしたままに。そうすることで、虫たちの健全な生態系の発展を促すだけでなく、うどんこ病の発生も防ぐことができます。ブドウ畑での作業は月の満ち欠けに合わせて行います。神秘的に聞こえますが、ビオディナミ農法は世界中の多くのエステートで採用されています。ラフィットにとって、これはひとつの実験であり、現在13ヘクタールのブドウ畑の一部は実験室となっています。この畑の収穫と醸造は個別に行われます。ブラインドテイスティングでは、従来
のキュベとビオディナミ農法のキュベは同じであることが確認されています。実験を拡大するかどうかは未定です。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

シャトー・ラフィットは、ボルドーのクラシックなブレンドワインであり、長年にわたり、カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー15%、カベルネ・フラン15%で構成されてきました。もちろん例外もあり、伝説の1961年のラフィットは、カベルネ100%でした。最近のヴィンテージでは、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が90%以上となり、メルローは10%以下、カベルネ・フランはごく少量となっています。セラーでは、ブドウの種類によって醸造方法を変えています。カベルネ・ソーヴィニヨンは木製のタンクで発酵させ、タンニンを柔らかくするために、ワインを微量の空気に触れさせます。メルローの場合、キュヴェはコンクリートで、アロマとフレッシュな味わいを促進します。

ボルドーの偉大なワインにはすべて「セカンドワイン」があります。収穫されたブドウは選別され、最も上質なものはグラン・ヴァンに、残りはセカンドワインに使用されます。ラフィットも例外ではなく、「カリュアド・ド・ラフィット」という名前でセカンドワインを提供しています。選別は房ごとに行われます。フランスのワイン醸造者の間では、樽は専門業者から購入するのが一般的ですが、ラフィットは多くの醸造者とは異なり、独自の樽工房を持っているため、ドメーヌ独自の仕様に忠実な樽を作ることができます。樽を選ぶ際には、多くの選択が必要となります。オークの樹種や産地、内部の焼き具合など、すべてがワインの出来を左右する極めて重要な要素です。ラフィットでは、ヴィンテージごとに100%新しいオーク樽が使用されます。

ワインライターは職業柄、形容詞を使って描写するのが好きです。数十年にわたるシャトー・ラフィットのスタイルを定義する形容詞があるとすれば、それは「エレガンス」でしょう。ワインテイスティングにおいて、力強さ、凝縮感、さらには高めのアルコール度数が評価されがちな今、洗練とバランスを重視するラフィットは際立つ存在です。

オーク樽の内部のトースティング(加熱処理)。

オーク樽の内部のトースティング(加熱処理)。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

現在、シャトー・ラフィットの経営はサスキアへと委譲されています。

一族はさらに2つのシャトーを経営しています。ひとつはシャトー・デュアール=ミロン。こちらもポイヤックで、畑の大部分はラフィットの畑の西側に位置しています。デュアール=ミロンのワインは、1855年の格付けで第4級に認定されました。ラフィットと地理的に近いこともあり、デュアール=ミロンはラフィットと同じ技術チームが管理しています。もうひとつは、車で1時間半のところにあるポムロール地区にあり、ラフィットのあるメドック地区とは別の川に面しているにもかかわらず、しばしば「右岸」と呼ばれます。ポムロールはドルドーニュ地方に、ラフィットはジロンド地方に隣接しています。このポムロールにあるのが、評価の高いシャトー・レヴァンジルで、ロートシルト家が1990年に購入したものです。ポムロール地区のほとんどのシャトーと同様、レヴァンジルはメルロー(80%)が主体で、残りはカベルネ・フランです。

ラフィットとデュアール=ミロン、レヴァンジル、リューセックには、ある共通項があります。それは、繊細さ、バランス、洗練には、力強さよりも大きな魅力があるという信念です。

エリック・ド・ロートシルト男爵と娘のサスキア。

エリック・ド・ロートシルト男爵と娘のサスキア。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

テイスティングノート

ワインはすべて記載のとおり、ボトルから試飲。JSK(ジェフリー S. キングストン)、GD(ジョージ・ダーバリアン博士)

ラフィット1953(2005年、マグナム2004からGDが試飲)
完璧な熟成による豊かなボリューム感があり、華やかなブーケと力強いフレーバーが広がる。見事なハーモニーとエレガンス。偉大なヴィンテージに匹敵する秀逸なラフィット。

ラフィット1955(2005年、GDが試飲)
1953年より軽やかでありながら、そのエレガンスとブーケは紛れもなくラフィット。95点。

ラフィット1959(数回にわたり、さまざまな形でGDが試飲)
ボルドーの最高傑作のひとつであり、最も記憶に残るラフィット・ロートシルト。直近の試飲は2016年6月22日。通常サイズのボトルの1990年は別として、1959年のラフィットは100点満点の完璧なワイン。リッチで肉感的、「ラフィット」ならではの壮大なブーケと力強いフレーバーが特徴です。時を超えて旅をしているかのよう。マグナムと、それぞれ別の機会に味わった2本のダブルマグナムも印象的でしたが、最後に試飲したレギュラーサイズのボトルも同様にセンセーショナルでした。

ラフィット1961(2021年11月、シャトーにてJSKが試飲)
伝説のヴィンテージ。5月下旬の開花時期まで寒さが続き、メルローの多くが不作となりましたが、カベルネ・ソーヴィニヨンの出来が素晴らしく、カベルネ・ソーヴィニヨンのみでワインを作ることになりました。レッドフルーツが支配的で、そこにクラシックなシダーやミネラルの香味が織り込まれています。果実味が強く残っているにもかかわらず、口に含むと重さを感じない、奇跡のようなワインです。

ラフィット1975(2011年、マグナムからGDが試飲)
サンダルウッドと黒鉛のラフィットらしいクラシックなブーケが広がります。このヴィンテージの特徴である若々しいタンニンが和らぎ、まるみのある果実味を楽しめるワインに変化しています。ミディアムウェイトで程よい力強さも備えたワインです。

ラフィット1981(2005年、ボトルおよびマグナムからGDが試飲)
エレガントでピュアなテロワールの表現、濃厚なヴィンテージではありませんが、満足度の高いミディアムウェイトのワインに仕上がっています。

ラフィット1982(1983年に樽から試飲、その後、数回はボトルから。GDが試飲)
樽からの試飲で、これほど魅力的で豊かな味わいのボルドーを経験したのは初めてのことでした。1959年は、この段階ではどんな味わいだったのだろう、という思いがよぎりました。優雅に熟成した1982年は、1953年や1959年といったラフィットのヴィンテージを思わせる、ふくよかで肉感的な仕上がりとなっています。

ラフィット1983(2004年、GDが試飲)
メドック/ポイヤックのクラシックなヴィンテージ。ふっくらとしたボリューム感、クラシックなラフィットのブーケ、程よい重量感がある大成功の年。

ラフィット1986(2021年11月、シャトーにてJSKが試飲)
このボルドーのヴィンテージは、リリース時にかなりタンニンが強く、飲み頃になるまでに長い時間がかかると思われましたが、予想に反し、タンニンはすぐに丸みを帯び、柔らかくなりました。今が飲み頃。スパイスとカラントの香りが立ちのぼります。口に含むと、ブラックフルーツが感じられ、鉛筆の芯、シダー、そして心地よいオークが融合しています。造り手の技を感じさせる絶妙なバランス。カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー15%、カベルネ・フラン15%。

ラフィット1987(2021年10月、JSKのセラーから。JSKが試飲)
その前の86年の注目度が高かったため、見過ごされていたヴィンテージ。エレガントさとバランスが魅力。スミレ、鉛筆の芯、ミネラルのアロマとともに、ほのかなバニラが感じられます。やさしく、まろやかな果実味。力強さと軽さが共存する魔法のような味わい。完全に熟成したこのワインは、まさに宝石。

ラフィット1989(2022年1月、JSKのセラーから。JSKが試飲)
魅惑的。華やかなブラックフルーツに、黒鉛とスミレが混ざった多彩な香味。ソフトでありながら力強い口当たり。タンニンは完全に溶けています。ブラックベリーコブラー、カラント、シダー、タバコの香りが立ち、フルーツとシナモンを伴う美しい余韻が残ります。絶妙なバランス。ワインにおいて、これ以上のエレガントさとバランスはありえないでしょう。

ラフィット1990(2016年6月、GDが試飲)
まろやかに熟した上質なタンニンが楽しめる最高のラフィット。重みが増しつつあり、なめらかな果実味を堪能できます。最高のヴィンテージのひとつ。

ラフィット2000(2020年11月、GDが試飲)
凝縮感があるワイン。飲み頃まで、あと5年から10年が必要。口いっぱいに力強さが広がります。

ラフィット2010(2011年、シャトーにて樽からGDが試飲)
力強さとエレガンス、凝縮された果実味。この先長く楽しめます。

レヴァンジル2001(2021年11月、シャトーにてJSKが試飲)
メルロー80%、カベルネ・フラン20%。 当たり年2000年が注目されたことで見過ごされた、もうひとつのヴィンテージ。色調は深い紫色で、熟したプラム、ブラックフルーツ、プルーンにミネラル香が融合。豊かなまるみのあるポムロールらしいテクスチャーと繊細で美しい余韻が特徴です。

リューセック2019(2021年11月、シャトーにてJSKが試飲)
濃厚で深みがある、これから長く楽しめるワイン。口に含んだときに感じる重みが印象的。弾けるマンゴーとバターの風味に、フレッシュな酸味が見事に調和しています。

ジョージ・ダーバリアン博士 ジョージ・ダーバリアン博士は、「ル・ブラッシュ便り」のワインエキスパートで、北カリフォルニアにあるアサートン・ワイン・インポーツ(Atherton Wine Imports)社の創業者でもある。米国でもトップクラスの高級ワイン輸入業者のひとりに数えられる博士は、世界で最も高名な一流のワイン鑑定家およびワインテイスターとしても高く評価されている。ダーバリアン博士は毎年、ヨーロッパおよび米国各地のワインの名産地を巡り、ワイン生産者や一流ドメーヌのオーナー、醸造責任者、その他のワイン業界の関係者たちと出会い、交流を深めている。また博士は毎年、一年を通じて文字通り何千もの当年産ワインやヴィンテージワインのテイスティングを行っている。

ジョージ・ダーバリアン博士


ジョージ・ダーバリアン博士は、「ル・ブラッシュ便り」のワインエキスパートで、北カリフォルニアにあるアサートン・ワイン・インポーツ(Atherton Wine Imports)社の創業者でもある。米国でもトップクラスの高級ワイン輸入業者のひとりに数えられる博士は、世界で最も高名な一流のワイン鑑定家およびワインテイスターとしても高く評価されている。ダーバリアン博士は毎年、ヨーロッパおよび米国各地のワインの名産地を巡り、ワイン生産者や一流ドメーヌのオーナー、醸造責任者、その他のワイン業界の関係者たちと出会い、交流を深めている。また博士は毎年、一年を通じて文字通り何千もの当年産ワインやヴィンテージワインのテイスティングを行っている。

シャトー・ ラフィット・ ロートシルト
シャトー・ ラフィット・ ロートシルト

Chapter 08

Ladybird Colors レディバード カラーズ

レディバード コレクションの最新モデルは 鮮やかな色彩をまとって登場します。

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